みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

本邦J-REIT市場の概況(2021年2月)‗日銀、投信協

先週、投資信託協会から2021年2月末時点における本邦J-REIT市場に係るデータが公表されていたので、日本銀行が進めるJ-REITの買入れ状況と合わせてここで概観する。

  • 2021年2月末時点の国内籍J-REITの純資産残高は前月比574億円増の10兆8,916億円(時価総額は14兆3,671億円)。うち、日銀が2月末までに買入れを進めたJ-REITの残高(簿価)は6,778億円となり、簿価ベースのシェアは6.2%(前月比̟±0%)に。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。

<グラフ:本邦J-REIT市場の概況(2021年2月)>

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DomesticJ-REIT‗202102

出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照)投資信託協会ウェブサイト

www.toushin.or.jp

本邦ETF市場の概況(2021年3月)‗日銀、投信協

先週、投資信託協会から2021年3月末時点における本邦ETF市場に係るデータが公表されていたので、日本銀行が進めるETF買入れ状況と合わせて概観する。

  • 2021年3月末時点の国内籍ETFの純資産残高は前月比2兆7,935億円増の60兆6,494億円。うち、日銀が買入れを進めるETFの残高(簿価)は36兆333億円(設備・人材投資に係るものを含む)となり、簿価ベースのシェアは59.4%(前月比‐2.4%)に下降。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
  • TOPIXが大幅に下落した4月20日に日銀はETFの購入を見送ったものの、前場TOPIXが2.17%下げた同21日には701億円のETFを購入。図らずも先月の政策点検後、日銀によるテーパリング(購入減額)の意思表示が垣間見えた2日間となった。

関連記事)日経新聞

www.nikkei.com

www.nikkei.com

www.nikkei.com

<グラフ:本邦ETF市場の概況(2021年3月)>

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DomesticETF‗202103

出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照)①日本銀行ウェブサイト

www3.boj.or.jp

投資信託協会ウェブサイト

www.toushin.or.jp

(通巻第10号)‗月刊金融市場レポート‗2021年3月分

皆様、大変お待たせいたしました。

当方にて2021年3月の金融市場に関するレポートをまとめました。よろしければお時間のある時にお目とおしください。

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(注:下記リンク先をクリック。ソース元はすべて公表資料などに基づきます。

   毎月第5又は第6営業日を目安に前月分を公表する予定です。)

月刊金融市場レポート‗2021年3月分(通巻第10号)

drive.google.com

 

- 過去分 -

▶月刊金融市場レポート‗2021年2月分(通巻第9号)

▶月刊金融市場レポート‗2021年1月分(通巻第8号)

▶月刊金融市場レポート‗2020年12月分(通巻第7号)

▶月刊金融市場レポート‗2020年11月分(通巻第6号)

▶月刊金融市場レポート‗2020年10月分(通巻第5号)

▶月刊金融市場レポート‗2020年9月分(通巻第4号)

▶月刊金融市場レポート‗2020年8月分(通巻第3号)

▶月刊金融市場レポート‗2020年7月分(通巻第2号)

▶月刊金融市場レポート‗2020年6月分(創刊号)

▶月刊金融市場レポート‗2020年5月分(プレ創刊号)

日経225オプション日次建玉残高及び同プットコールレシオの推移(2021年3月)

先日7日、JPX傘下の大阪取引所より2021年3月の月間統計資料が公表された。

  • 3月末における日経225オプション取引建玉残高(未決済約定)は、プット・コール合計で前月4.2万枚減の約143.0万枚。年度末に係るメジャーSQを通過したことを受けて、建玉は減少。 内訳の詳細は下【グラフ】を参照。
  • 相場の強弱感を示す指標とされるプットコールレシオは前月末比0.044pts増の1.651ptsと、やや強気に振れた。

<グラフ:日経225オプション日次建玉残高及び同プットコールレシオの推移>

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PCR‗2103

出典)大阪取引所ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照)大阪取引所ウェブサイト

www.jpx.co.jp

野村AM_日経レバレッジETF・DインバースETF・原油先物ETFの純資産推移(設定来~2021年3月末)

1.日経レバレッジ・Dインバース型ETF

  • 2021年3月末における野村アセットマネジメントが設定・運用する日経レバレッジETF(銘柄コード:1570)の純資産は前月比57.7%増・1,176.1億円増の3,214.2億円、同ダブルインバースETF(同1357)の純資産は同15.9%減・400.3億円減の2,116.2億円、2ETF合計は同17.0%増・775.8億円増の5,330.4億円と、1都3県における新型コロナウイルスに係る緊急事態宣言の解除もあり年度末に向けて強気に振れた。内訳等の詳細については、下の【グラフ1】を参照。

<グラフ1:野村AM‗日経レバレッジETF・DインバースETFの純資産推移(設定来~2021年3月末)>

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2.原油先物ETF

  • また、同社が設定・運用する原油先物ETF(同1699)の純資産は前月比10.6%減・68.8億円減の581.3億円となった。スエズ運河でのタンカー座礁事故といったニュースも一時的なものに止まり、動意薄だった。下の【グラフ2】を参照。

<グラフ2:原油先物ETFの純資産推移(設定来~2021年3月末)>

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出典)野村アセットマネジメントウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照)野村アセットマネジメント(NEXTFUNDS)ウェブサイト

NEXTFUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信

NEXTFUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信

NEXT FUNDS NOMURA 原油インデックス連動型上場投信

nextfunds.jp

 

(通巻第7号)月刊商品市場レポート‗2021年3月分

みちのくでは桜の蕾がほころび始めた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、当方にて2021年3月の商品市場に関するレポートをまとめましたので、よろしければお時間のある時にお目とおしください。

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(注:下記リンク先をクリック。ソース元はすべて公表資料等に基づきます。なお、「月刊金融市場レポート」は別途、第5又は第6営業日を目安に掲載予定です。)

月刊商品市場レポート‗2021年3月分(通巻第7号)

drive.google.com

 

- 過去分 -

月刊商品市場レポート‗2021年2月分(通巻第6号)

月刊商品市場レポート‗2021年1月分(通巻第5号)

月刊商品市場レポート‗2020年12月分(通巻第4号)

月刊商品市場レポート‗2020年11月分(通巻第3号)

月刊商品市場レポート‗2020年10月分(通巻第2号)

月刊商品市場レポート‗2020年9月分(創刊号)

中国5大取引所のデリバティブ取引高推移(~2021年3月)

先日、中国期貨業協会(CFA)より2021年3月の中国5大取引所(上海、大連、鄭州、CFFEX、INE)のデリバティブ取引高(確定版)が公表された。大型連休(春節旧正月)明けとなった3月の取引高は大幅に回復し、月間で初の8億枚超えとなり過去最高を記録

  • 2021年3月における中国5大取引所のデリバティブ総取引高は前月比81.39%増の8億60万2,985枚、同デリバティブ総約定代金(想定元本ベース)は同71.46%増の60万800億人民元となった。取引所別の内訳等の詳細については、下【グラフ1】を参照。
  • また、本年1月~3月までの中国5大取引所のデリバティブ累計取引高は前年同期比69.86%増の約18億4,919万枚、デリバティブ累計約定代金(同上)は同83.08%増の141万3,600億人民元となった。

<グラフ1:中国5大取引所のデリバティブ取引高推移(~2021年3月)>

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また、2020年11月に上海国際エネルギー取引所(INE)に上場した人民元建て銅先物は、取引高・建玉ともに低下傾向。下【グラフ2】を参照。

<グラフ2:INE人民元建て銅先物の取引高等推移(上場来~)>

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出典)CFA及びINEウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照1)中国期貨業協会ウェブサイト(注:ページの読込にやや時間がかかります。

www.cfachina.org

参照2)INEウェブサイト

www.ine.cn

 

おじさんの生態‗@温泉

私・クマはみちのくに来てハマっているものに、天然温泉がある。最近はほぼ毎週末、新たな天然温泉を発掘するべく県内全域をドライブする有様だ。今回の話題はそんな趣味の天然温泉巡りで出会った、おじさんたちの生態を報告する。

 

生態①:湯船につかる前に身体を洗わない。あんなに注意書きが貼られているのに、そのまま突撃される方が多い。頼むから、かけ湯ぐらいはしてくれ。

生態②:風呂桶を枕に地べたに寝る。みちのくに来てから初めて見たのだが、やおらタイルの上にお湯をまき、風呂桶を枕にして寝ているおじさんが多い。初めて見たときは、心臓発作か何かで倒れたのかと本気で心配した。浴室に入った時に、おじさんの大事な一物を直視したときはかなりの衝撃。頼むから、(顔ではなく大事な部分に)タオルをかけてくれ。

生態③:ドライヤーで色んなものを乾かす。湯船から上がって髪を乾かす用に置いてあるドライヤー、これすらもおじさんはアクロバットな使い方をする。髪はもとより、胸毛・腋毛、はては大事な一物まで。頼むから、ドライヤーは髪限定でそのほかはタオルで拭いてくれ。

ただ、そんなおじさんたちの生態を見て、当初はイライラしていたクマだが、最近は「お、今日もやってる。やってる」と温かく見守っている自分もいて、少々複雑な気分にw

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©いらすとや

日本銀行によるETF/J-REITの買入れ並びにETF貸付け推移(開始来~2021年3月迄)

制度開始以来の日銀による指数連動型上場投資信託受益証券(ETF)及び不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入れ並びにETFの貸付け推移は、以下の通り。

1.ETF/J-REITの買入れ

  • 3月19日に開催した金融政策決定会合にて、日銀は金融緩和の長期化を見据えた政策修正を決定し、上場投資信託ETF)購入に係る原則年6兆円の目安を削除。ETFの買入れ対象は東証株価指数TOPIX)連動型のみに。不動産投資信託J-REIT)の購入も上限の年1,800億円は継続する一方、原則年900億円の目安は削除。また、将来のマイナス金利深掘りを可能にするため、地域金融機関等に上乗せ金利を付利する制度も新たに創設。
  • 日銀によるETF買入れ状況について、2021年3月単月の買入回数・総額は28回・2,981億円(うち、設備・人材投資に係るものは23回・276億円)となり、これまでの累積買入れ額(簿価)は36兆333億円(うち、設備・人材投資に係るものは1兆4,628億円)となった。3月の通常型ETFの買い入れは5回・2,705億円(内訳:501億×4回、701億円×1回)と、マーケット動向を見極めて柔軟に買い入れる方針を示した。内訳等の詳細については、下の【①表及びグラフ】を参照。
  • 同様に、日銀によるJ-REIT買入れ状況について、2021年3月単月の買入回数・総額は1回・9億円、これまでの累積買入れ額(簿価)は6,787億円となった。

関連記事)日経新聞

www.nikkei.com

www.nikkei.com

www.nikkei.com

www.nikkei.com

www.nikkei.com

<①表・グラフ:日本銀行によるETF/J-REITの買入れ推移>

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BOJ_ETF/J-REIT‗202103

 

2.ETFの貸付け

  • 日銀によるETF貸付け状況について、2021年3月単月の貸付日数・総額は8日・107億円と引き続き低水準。これまでの累積貸付け額は5,000億円(97日)となった。内訳等の詳細については、下の【②グラフ】を参照。
  • また、3月末時点のETF貸付残高は前月比519億円減の1,474億円に。

<②グラフ:日本銀行によるETFの貸付け推移>

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BOJ‗lending2103

出典)日銀ウェブサイトに掲載されたデータを参考に、筆者にて作成

 

参照)日本銀行ウェブサイト

www3.boj.or.jp

(通巻第8号)月刊地方創生レポート‗2021年3月分

道端の草にも春が感じられる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、当方で2021年3月の地方創生に関するレポートをまとめましたので、よろしければお時間のある時にお目とおしください。

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(注:下記リンク先をクリック。ソース元はすべて公表資料等に基づきます。なお、「月刊金融市場レポート」は別途、第5又は第6営業日を目安に掲載予定です。)

月刊地方創生レポート‗2021年3月分(通巻第8号)

drive.google.com

 

- 過去分 -

月刊地方創生レポート‗2021年2月分(通巻第7号)

月刊地方創生レポート‗2021年1月分(通巻第6号)

月刊地方創生レポート‗2020年12月分(通巻第5号)

月刊地方創生レポート‗2020年11月分(通巻第4号)

月刊地方創生レポート‗2020年10月分(通巻第3号)

月刊地方創生レポート‗2020年9月分(通巻第2号)

月刊地方創生レポート‗2020年8月分(創刊号)