みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

登山①‗高尾山

先週半ば、ふと思い立って高尾山に登ってきた。

登山ウェアで全身を包み、最寄り駅のコンビニでポカリ2本とおにぎり2個を購入し、JR中央線高尾駅まで。地理がよくわからないので、駅からとりあえず登山口まで歩くことに。30分経って着いた時には全身汗だくとなり、お金をケチらず京王高尾線高尾山口駅まで行っておけばよかったと激しく後悔。兼好法師ではないが、「何事も先達はあらまほしきことなり」。

 

途中商店街もあったが、観光客はほぼいない。ウィークデーだとしてもこれは余りに寂しい。さて、気を取り直して高尾山頂(599.15m)を目指そう。入り口から少し歩くと鬱蒼とした杉林が続き、一気に都会の喧騒から切断される。10分ぐらいすると急に傾斜がきつくなり、何人かは諦めて引き返していった。これを越えるとなだらかになり、病み上がりの私でも「空気が美味しいし、楽しい!」と思えるように。途中、エコーリフトとケーブルカーの駅、さる園・野草園を抜けると、そこはもう修験道の世界。男坂をのぼり、大杉並木に感動し、薬王院を拝観し、山道の終点へ。およそ1時間で高尾山頂に到着!「やったー、高尾山捕ったどー(?)」と喜んでたら山の神の怒りに触れたのか、雨が土砂降りにw

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Mt. Takao

山頂の木陰でおにぎりをモグモグと食べ、傘をさして下山の途へ。

ほかの登山客がケーブルカーやエコーリフトで帰る中、「今日は病気で落ちた体力を回復させるため全部踏破してやる」という妙な使命感とケチケチ精神でひたすら歩く。帰り際、電柱の横に立つ杉の幹に高尾山の象徴である「天狗」の形をした折れて苔むした枝を発見し、一人大喜び(【最後の写真】、→1号路から入って約8分・登山道向かって左手にあるので是非探してみてください)。その後、高尾山口駅で温泉に浸かって丸一日高尾山を満喫。高尾山は日常にないちょっとしたエンタテインメント感が味わえて、よきところ也。

 

■備考:日本遺産(2020年登録)

www.city.hachioji.tokyo.jp