→part1よりつづく
国見温泉ピストンコースからのアプローチは人工的に敷設された階段・渡し板が続くので一番辛かった。というのも、駅の階段のように一定間隔でもないうえに高さまで不均衡なため、徐々に体力が奪われてしまうのだ。頑張って少し登るとブナの樹林帯が広がり、それを抜けると背の低い笹藪などが延々と続く。暫くして横尾根と言われる見晴らしのよい場所に出ると、眼下に秋田県が誇る田沢湖が！どうしようこの大パノラマ、凄すぎて表現できないのが残念。＞＜
水分補給と小休憩をしてから、横尾根を伝って馬場の小路なる場所を目指す。せっかく秋田くんだりまで来たんだから、馬場の小路だろうが高田馬場だろうがいってやるぜと息巻いてたら、火山灰の中を突き進む道を見て恐怖に立ちすくむ（1枚目の写真）。いやコレ、思ったより急斜面で砂に足をとられて歩きにくいし、（6月下旬時点で）滑落防止用のロープが張ってないし、加えて自分は高所恐怖症だし…涙目。ひたすら自分の足だけを見て渡り切ってやったぜと思ったら、今度は雪渓が！溶けかけのアイス（ガリガリ君🄬）みたいな足場を滑らないよう慎重にそろそろと歩みを進める。
と、雪渓を進んだ先に見えてきたのは誰が呼んだか通称「ムーミン谷」（2枚目の写真）の絶景。。。やべぇ、あそこの池の岩場に釣り竿を下げたスナフキンがいそう。あまりの景色の美しさに感動するアラフォー。。。なんか、こんなの見ちゃったら、俗世のことなんかすべて小さなことに思えてくるな。病気がなんだ、生き延びてやるからな！って今ならそう思える。
登山時はシラネアオイ（4枚目の写真、白根葵）や山桜が登山道のところどころで花をつけていたものの、今の季節はチングルマが一面カーペットのように咲いてそれはまた格別と聞く。さすが「花の名峰」を名乗るだけある。
女岳の中腹で宿に作ってもらったお弁当（おにぎり×2、いぶりがっこ、ゆで卵）をモグモグ食べ、水分補給と小休憩してから下山の途へ。帰り道ではヤマカガシ×3匹に遭遇したりしながらも、無事宿に到着。もちろん最後は、登山の疲れをいやすべく温泉にダイブイン！登山の楽しさを教えてくれた秋田駒ケ岳に深く感謝。
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‐ 7月15日追記 -
クマ出没注意！）秋田駒ヶ岳でクマに襲われ男性2人けが 現場はお互いの「死角」
