みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

登山③‗茶臼岳(岩手県)

さて、秋田駒ケ岳(登山②)からの返す刀で岩手は八幡平へ。

県道45号線から八幡平アスピーテライン(冬期通行止)の入り口にあるビジターセンターで美味しいアイスコーヒーを飲み、車を走らせる。同センターでは山菜取りのおじちゃんに「今朝道路わきにツキノワグマを見かけたから気を付けて」と何やら不穏なことを言われたが、私にはクマよけの鈴に祈るしかできない。

 

道はくねくねとうねりながら登っていき、ふと横に目をやると岩手山雄大な姿が見えて気持ちがいい。途中「旧松尾鉱山跡」という青看板を見て、文化財マニアの血がやおら騒ぎだすもここは我慢。20分ほどして車が5台ほど止められる登山道入り口(「茶臼口」というバス停がある)に着くと装備を整え、いざ出発。

アプローチは先日の秋田駒ケ岳よりも登りやすく思え、順調にトントントンと足が進んでいく(すれ違う登山客も女性パーティーが多かった)。休憩時に後ろを振り返ってみると旧松尾鉱山跡から電源開発まで見渡せ、雄大なパノラマが広がる。今年は例年よりも雪が深かったと見え、途中には雪渓(1番目の写真)が2つほどあった。道端には山菜があるわあるわ、ワラビ、コゴミ、フキ、フキノトウネマガリタケが。これはクマも出るのもうなづける。

 

小1時間ほど登ったところで、無事に本日の目的地である茶臼岳山頂(1,578m)に到着。周りに何も遮るものがないので、まさにオープンテラス状態。目の前には岩手山が、角度を変えると秋田駒ケ岳の姿も遠くに見える(2番目の写真)。そんな開放的な山頂で食べたお昼ご飯は、(凄い数の小バエが飛んでいたことを除けば、)文句なしに美味しかった。

 

9/5追記 夏の晴れた日に再び茶臼岳に登る機会を得た。先日黒倉山に登った際に知り合って仲良くなった男性(仮にAさんとしよう)とガイドさんも同行。遠目に五色沼のミルキーブルーを眼下に望みながらの登山は心なしか足取りも軽く、前に登った時よりも短く感じた(雪渓がなかったことも影響か?)。

やはりこの山は登り易さと、何といっても頂上からのパノラマがピカイチ。これだけでも登る価値は十分にある。1番目の写真は熊沼を写したものだが、遠くにポコッと出ている山が畚岳(登山⑩)。2番目の写真は、遠くに花の百名山秋田駒ケ岳を望むことができる。3番目の写真は、言わずもがなみちのくの名峰・岩手山がドーンと存在感を醸し出していて、どれの角度を見てみても飽きない。所要時間は往復で2時間ほどなので、八幡平に来たときは是非登ってみることを強くお勧めする。

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Mt. Chausu-dake again

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Mt. Chausu‐dake

下山後、近年は「八幡平ドラゴンアイ(竜の目)」で有名な鏡沼や畚岳(もっこだけ、登山⑩)へ行くつもりだったものの、灰色の雲が突如として広がって辺り一面猛烈な雷雨と相なったため、目前で断念。その代わり、八幡平樹海ラインから露天風呂で有名な「藤七温泉」に浸かって登山の疲れを癒すことに。雨の中の露天風呂(温いけど内湯も有〼)もなかなか風流な感じでよかった。残念だったけど、八幡平ドラゴンアイは次回のお楽しみにとっておこう♪

 

↓茶臼岳(@岩手県)に興味を持った方は、こちら。

https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=168

 

参照)BBCジャパン「秋田県の不思議な湖「ドラゴンアイ」 開眼しない年も」

www.bbc.com