みちのくの地に来てから登山づくしだったので、ここらでちょっと息抜きを。
地図を見れば早池峰（はやちね）山の北側に「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選ばれたという「櫃取（ひっとり）湿原」なるものが目に入ったため、車は下閉伊（しもへいい、みちのくの地名は難読すぎる）郡岩泉町へ。盛岡市からの道路は東日本大震災からの復興支援ということもあって、途中までかなり整備されていた。あの出来事から10年弱経っているが、砂利を積んだダンプカーが今もひっきりなしに行きかっている。
ナビの案内で入り口らしきところに車を止め、ここからは徒歩で目的地まで向かう。丘に登ると短角牛の群れが呑気に草を食んでいた。なんだろう、ここは本州にありながら物凄く北海道っぽい。「もうここはドラクエの世界じゃないだろうか」と思うくらいの気持ちよさ（1番目の写真）！すぎやまこういちのフィールド曲（ここはドラクエⅧ「広い世界へ」かな）が頭の中に流れてくる。。。
しばらく歩くと、旧営林局の看板が立っていて、ここから植物群落保護林とある。小川のせせらぎ（2、3、4番目の写真）に沿って歩いていくと、少し前に花をつけていたと思われるミズバショウが沢山植わっている。案内看板に沿って更に奥に進んでいくのだが、先ほど見かけた牛さんの足跡＆糞がそこかしこに。これだけ自由に動き回っている牛さんの肉はきっと美味なんだろうなーと思ったり。すれ違う人もなく、景色は勿論のこと、空気も美味しくて大満足の櫃取湿原でした。
P.S. やっぱりここもツキノワグマが出没するらしく、突き当り（案内看板No.40）まで行って早々に引き返してきました。個人的には、入場料なしで小岩井農場感が楽しめるのはかなりお得な気が。
↓櫃取湿原に興味を持った方は、こちら。
