先日20日、米国先物業協会(FIA)から2020年上半期のデリバティブ取引高(確定版)及び主要カテゴリー別取引高上位等が公表された。
- 2020年第2四半期の全世界(=全80取引所の合計)におけるデリバティブ総取引高は第1四半期に比べて8.4%減・前年同期比21.8%増の104.6億枚。
- カテゴリー別では株価指数物の取引高は2019年上半期と比べて51%増となり、うち個別株ものは同34%増。また、エクイティもの(個別株ものを含む)の取引高がトータルで同59%増となる中で、取組高(6月末時点)はそれを上回る同67%増となった。
- 主要カテゴリーのほとんどで前年同期比2桁増となった一方で、貴金属だけが同3.4%減に。各カテゴリーの内訳等の詳細については、【下表】を参照。
- 取引所別では、ブラジルのB3(旧「BM&F ボベスパ」、本年上半期は3位)が前年同期比55%増・27.3億枚と引き続き高い伸びを示した。
<デリバティブ取引所の主要カテゴリー別取引高上位5位(2020年上半期)>
出典)FIAウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工
※ SPY ETFオプションの取引高・取組高は、全米デリバティブ取引所の数字を合算したもの。
参照)FIAウェブサイト