みちのくの3桁国道(一般に1桁や2桁国道は信号が少なくバイパス並みの高速のため行き交う車が止まらない)を走っていると、見晴らしの良い丘の上などにトタン屋根でできた簡素な無人販売所をみかける。そこには、近くの農家の人たちが持ち寄った朝採れの野菜や果物等(例えば面白いものだと植物の苗や盆栽、マツタケも売っている)が置いてある。価格はどれもスーパー・コンビニのものより安いのは勿論、新鮮なことこの上ない。
また、値付けが経済学的なことを度外視(私が見たのでは大きなじゃがいもが10個入りで100円だった)しているだけではなく、料金の支払いもすべて買う人のモラルに委ねられている。ほとんどは透明な瓶やブリキの箱が脇にポツンと置いてあり、「こちらに代金を入れてください」と貼り紙があっただけだった(下の写真)。農家の皆さん、性善説にもほどがある!!><
すべてにおいて自動化・コンピューター化が進む令和の世の中にあって、この無人販売所の存在が私たちに教えてくれることは実に多い。