三王岩（ハイキング⑦）からの帰り、来た道をそのまま返すのはもったいないと思い別ルートで。
旧JR岩泉線（2014年廃線）に沿うように、今回の目的地である日本三大鍾乳洞・龍泉洞のある岩泉町に向かい車を走らせる。2016年の台風10号により地底湖の水があふれたために営業を停止していたのだが、ホームページを見るとやっているとのことで「これは行かなきゃ」と思った次第である。
駐車場に車を止め、普段着で入り口に向かう。チケットを購入し、いざ龍泉洞の中へ。吹き抜ける風がひんやりとして、外気で火照った身体に気持ちがいい。頭上に気を付けて階段を降りると、目の前に空間が開けた。百間廊下だ（1番目の写真）。辺りは青いLEDライトと相まって、ここは本当に地下空間なのかと不思議になる。足場の下を見ると勢いよく透明な地下水がドドドドーーと流れている。おお、山のミネラルが豊富で美味しそう。ｗ
続いて歩いていくと、より広い月宮殿と名付けられた空間に出る（2番目の写真）。お地蔵さんにそっくりな鍾乳洞もあって、気持ちが和む。先に足を進め、いよいよメインとなる地底湖へ。
第1地底湖を見て、その神秘さに息を呑む（3番目の写真）。なんというか、見ていると吸い込まれそう。あの天空の城ラピュタ©でポム爺さんがいた地下迷宮の場面を彷彿とさせる。そう言えば、物語に出てくる飛行石も青色に光ってたな。第2地底湖（4番目の写真）もこれまた広く、自然の偉大さに改めて敬意を表さざるを得なかった。第3地底湖は前者とは比較にならないぐらい水深（98m）があるとのことで、手すりからそろそろと見下ろした。途中立入禁止の標識が立っており、奥には更なる地底湖があるが未だ調査中とのこと。いやー、30分程度だったけどちょっとしたアドベンチャー気分が味わえた。
帰り道、岩肌に沿って木の棚が整然と並べられており何かと中を窺ってみると、ワインがびっしり。なるほど、ここは天然の冷蔵庫という訳か。いずれここで熟成されたワインを味わってみたいと思い、龍泉洞を後にした。
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