県北の国道281号線をドライブしていた折、くずまき高原牧場という案内板につられた。個人的にはかなり寺沢高原（ハイキング⑩）がヒットしていて、これは良さそうな気配と思ったのだ♪
到着したのがちょうどお昼時だったので、レストハウスで牧場の牛を使ったハンバーグを注文。宿からほぼノンストップで運転していたためか、とても美味しかった。お腹を満たした後は、腹ごなしに牧場内をブラつくことに。木立の中にちょっとした散策路が用意されており、15分ほど歩いて小高い丘の上にある牧場全体を見渡せる展望台へ。
目に見える人工物は牧場の付属施設だけで、他はすべてほぼ手つかずの自然。遠くには先日登ったツンデレの七時雨山（登山⑨）も見える。余りの自然のスケールの大きさに、世俗のことなどどこかに行ってしまう。心も体もすっかり軽くなった帰り道、ショップで買ったコーヒー牛乳を飲みながら、新型コロナでこんなご時世だからこそ皆ここに来ればいいのにと思った。
また、ドライブしていて気づいたことだが、葛巻町のすごいところは町自体に”ストーリーがある”というところだ。
これは企業でいうところのビジョン又はミッションに当たる。『北緯40度 ミルクとワインとクリーンエネルギーの町』を打ち出しており、パッと見たところ、町の施設・催事等に一貫性がある。当たり前だろと思うかもしれないが、これが意外と難しい。企業は来る人を選別できる（＆企業風土に合わない人は辞めていく）が、自治体はそれができない。それ故、首長が音頭をとるだけでなく実際に行動で示す必要があり、本気度が試されるのである。これは一度足を運んで、実際に目にしてみてはいかがだろうか。
