昨日11日、投資信託協会から2020年8月末時点における本邦ETF市場に係るデータが公表されていたので、日本銀行が進めるETF買入れ状況と合わせて概観する。
- 2020年8月末時点の国内籍ETFの純資産残高は47兆1,069億円(182本)。うち、日銀が買入れを進めるETFの残高(簿価)は34兆89億円(設備・人材投資に係るものを含む)となり、そのシェアは72.2%。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 日銀は買入れ方針を維持しつつも、これまでは1回で1,000億円超の買入れを行っていたところ、8月18日以降は同803億円と徐々にその規模を減らしており、運用面での若干の変化がみられる。注:9月(~11日まで)に入ってからは同801億円(4日・9日)となっている。
<グラフ:本邦ETF市場の概況(2020年8月)>
出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
参照)①日本銀行ウェブサイト
②投資信託協会ウェブサイト