先日14日、国際決済銀行(BIS)より本年6月時点のグローバル上場金利関係デリバティブ取引に関するデータが公表されていたので、ここで概観する。
注)備考欄に注記がなく、2020年1Q(2020年3月)のデータが更新(【下表・下グラフ】は当該修正分を反映済みの値となっている)されていたりするなど、余りユーザーフレンドリーでないのが残念ではある。なお、本データには年明け以降に露わになった新型コロナウイルスの影響が反映されている。
- 新型コロナウイルスの世界的流行が本格化した本年2月・3月には普段の2~3倍となっていた一日平均取引代金は、4月以降のマーケットの落ち着きとともに徐々に沈静化し、ほぼ昨年並みの水準に。内訳等の詳細については、【下表・下グラフ】を参照。
<グローバル上場金利関係デリバティブ取組高・取引想定元本推移(2020年2Q)>
出典)BISウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工
参照)BISウェブサイト