2010年12月の制度開始以来の日銀による指数連動型上場投資信託受益証券(ETF)及び不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入れ推移は、以下の通り。
- 日銀によるETF買入れ状況について、2020年9月単月の買入回数・総額は27回・5,847億円(うち、設備・人材投資に係るものは20回・240億円)で、これまでの累積買入れ額(簿価)は34兆5,936億円(うち、設備・人材投資に係るものは1兆3,152億円)となった。内訳等の詳細については、【下表及び下グラフ】を参照。
- また、9月末時点のETF貸付残高は前月比365億円増の412億円と本年6月の貸付制度導入後で最大となった。(←個人的には月末時点は飽くまでもスナップショットに過ぎないため、ETF買入れと同様に日別の貸付額を出してもらうことでより詳細に利用状況が把握できるのではないかと考えている。ただ、利用者側(主としてヘッジファンドやマーケットメイカー等)にも情報を公開することで他社に先回りされるなどを懸念した結果、このような運用で折合いがついたのではないかと推測。←すみません、買付額と同じエクセルシートに日別の貸付額は公表されていました。mm 10月分より日別の貸付額についてもデータを載せておりますので併せてご確認ください。12/8追記)
- 同様に、日銀によるJ-REIT買入れ状況について、2020年9月単月の買入回数・総額は3回・36億円、これまでの累積買入れ額(簿価)は6,535億円となった。
<表・グラフ:日本銀行によるETF/J-REITの買入れ推移>
出典)日本銀行ウェブサイトに掲載されたデータ並びに日興アセットマネジメントの販売用資料などを参考に、筆者にて作成・一部加工
参照)日本銀行ウェブサイト