先日、投資信託協会から2020年8月末時点における本邦J-REIT市場に係るデータが公表されていたので、日本銀行が進めるJ-REITの買入れ状況と合わせてここで概観する。
- 2020年8月末時点の国内籍J-REITの純資産残高は10兆4,991億円(時価総額は12兆6,354億円)。うち、日銀が8月末までに買入れを進めたJ-REITの残高(簿価)は6,499億円となり、そのシェアは6.2%。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 先立って8月28日には、三菱商事系の2REIT(日本リテールファンド投資法人及びMCUBS MidCity投資法人)の合併が発表され、来年3月に国内最大のREIT(新名称は「日本都市ファンド」)が誕生することとなり、再々編機運が盛り上がっている。
<グラフ:本邦J-REIT市場の概況(2020年8月)>
出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
参照)投資信託協会ウェブサイト