テレビはあるがほぼ見ることはない(見るのは「THE 世界遺産」「世界の車窓から」「世界の街道をゆく」の3つぐらい)ため、完全に部屋のオブジェと化している。
というのも、芸人キャスター(この言葉も変だと思うが)が苦手でどうも見る気が起きないのだ。一昔前はここまでひどくはなかったが、今や朝から晩まで芸人キャスターの目白押し。ニュース番組のはずなのに、しなくてもいいギャグやネタ(ボケなど)を織り交ぜて話すので、一視聴者としてイライラしてしまう。
昨今だと新型コロナウイルスの感染拡大についてコメントしているが、公衆衛生学の専門家でもないのに「ボク/ワタシは●だと思うんですよねー」「この対応はちょっとまずかったんじゃないかなー」とか無意味かつ無責任なことを言う。まるで井戸端会議だ。色々と問題はあったが、今回の「Go To キャンペーン」にしても主管官庁である国土交通省や観光庁の官僚は徹夜で対応している中、そんな軽い言葉で片づけるのは失礼だろう。個人的な感想など不要で、私たちが今最も欲しいのは専門的見地からなる客観的な事実と分析・対応策なのにだ。
公共の電波を使っている以上、自らが発する言葉については何らかの裏付けがあって然るべきだし、そうしなければおよそプロフェッショナルとは言えない。