先日14日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2020年12月のグローバルにおけるETF・ETP市場の概況が発表された。
- 2020年12月末時点のグローバルにおけるETF・ETPのAUM(Asset Under Management;純資産総額)は、グローバルにおける株式市場の急騰で前月比4.9%増(前年末比25.6%増)の約7.99兆ドル(約840兆円、過去最高)。12月中の純資産流入額は92.30十億米ドルとなり、2020年通年の累計純資産流入額は前年の568.98十億ドルを大幅に上回る762.87十億ドルと過去最高を更新した。この結果、19か月連続でETF・ETP市場は資金流入超となった。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 株価上昇により日銀によるETF買入れも少なかったことから、前月に引き続き当月資金流入額上位20本のETFの中に、本邦籍ETFはなし(米17本、中国2本・英国1本)。
- 2020年12月末時点のグローバルにおけるETF・ETPの上場本数は8,607本(他市場への重複上場等を含めると17,134本)、ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は514社(前月比+13)、60か国(前月比̟±0)・75取引所(前月比+1)に上場している。
<グラフ:グローバルETF・ETP市場の概況(2020年12月)>
出典)ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP(Exchange Traded Product)はETF(Exchange Traded Fund;上場投資信託)に、ETN(Exchange Traded Note)やETC(Exchange Traded Commodity)、ETV(Exchange Traded Vehicle)等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。
参照)ETFGIウェブサイト
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