みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

2021登山②‗鞍掛山(くらかけやま)

目の前に置かれていたは、軽アイゼン(4本爪タイプ)、そしてピカピカのピッケル。そう、冬山登山の装備である。

 

前々から気になっていた冬山登山。遠くみちのくの地に引っ越してきてからというもの、目の前に山を見ながらも登れないことに日々ヤキモキしていた。そんな気持ちを満たしてくれるのがこれら冬山登山の2アイテムなのだ。勿論、初心者なので今回は経験豊富なガイドさんと一緒に行くことに。目指すは秋に一度登ったことのある鞍掛山(くらかけやま)。

 

午前の早い時間は天候が悪いということで道すがら美味しいお蕎麦を堪能しつつ、本日の目的地(鞍掛山登山口)である相の沢キャンプ場へ。手前にある小岩井農場を抜けると、徐々に路面状況も悪くなる。何かのスタンプラリーをやっていたのか、吹雪いているにも拘わらず駐車場は7~8割程度埋まっているほどの盛況ぶり。あまりの吹雪でガチガチに震える中、アイゼンを無事に装着(1番目の写真)。装備を整えて、いざ行かん!

 

初めてのお使い、もとい、冬山登山ということで最初は愉快なほど雪にハマるハマる。ガイドさんから「ピッケルを刺して、歩ける道を確保して」とアドバイスを受けて、何とか普通に歩けるように。歩けるようになると、これはこれで面白い。昨秋に来た時と違って、根雪が50センチほど降り積もっているので、視界が全然違う。それに木々の葉が全て落ちているので遠くまで見通しがきく。これは、俄然楽しくなってきた!!

と、かれこれ歩くうちに登山口に到着(2番目の写真)。ここから先はアイゼンの実力を存分に発揮してもらおう。カチカチッとアイゼンが氷をグリップする音があたりに響きわたるほかは、何もない。あとは自分の呼吸音だけが、あるのみ。遠くからは風に揺すられた木々が出すキィイーキィイーと鹿の鳴き声に似た音が聞こえる。これが冬山。

歩き始めてから1時間ほどで、頂上まで1キロまでの地点に到着(5番目の写真)。まだ体力的には余裕があったものの、今日が冬山登山が初めてということと午後1時をまわったということで、安全策をとって下山を選択。途中で天候も回復し、帰り道にあった展望台から眼下に望む景色に感嘆(6番目の写真)。寒いし、装備も高いしどうかなぁーと思っていた冬山登山ですが、ハマってしまいそうな予感がw

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Mt. Kurakake-yama

勿論、帰り道は例のごとく網張温泉に寄って、冬山登山の疲れをいやすクマの姿がありましたとさ。

 

↓鞍掛山に興味を持った方は、こちら。

www.yamakei-online.com