先日10日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2021年8月のグローバルにおけるETF・ETP市場の概況が発表された。
- 2021年8月末時点のグローバルにおけるETF・ETPのAUM（Asset Under Management；純資産総額）は、前月比2.8%増の約9.73兆ドル（約1,070兆円、過去最高）と過去最高。8月中の純資産流入額は94.64十億米ドルとなり、この結果、27か月連続でETF・ETP市場は資金流入超となった。また、2021年1月～8月の累計流入額は834.21十億米ドルとなり、2020年通年（762.11十億米ドル）を上回って過去最高を更新。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 当月資金流入額上位20本のETFの中に本邦籍ETFは1本（大和ETF TOPIX;1305）。その他19本の内訳は、米国籍が17本、カナダ・韓国籍が1本ずつ。
- 2021年8月末時点のグローバルにおけるETF・ETPの上場本数は9,302本（他市場への重複上場等を含めると18,802本）、ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は568社（前月比+5）、62か国（前月比̟±0）・78取引所（前月比±0）に上場している。
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＜グラフ：グローバルETF・ETP市場の概況（2021年8月）＞
出典）ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP（Exchange Traded Product）はETF（Exchange Traded Fund；上場投資信託）に、ETN（Exchange Traded Note）やETC（Exchange Traded Commodity）、ETV（Exchange Traded Vehicle）等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。
参照）ETFGIウェブサイト
