みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

過去となったロシア

隣家に土足で入り込んで、家主やその家族を蹴ったり殴ったり、更には家の中のものを壊しまくっている邪な輩がいるので、その輩に向かって「直ちに暴力はやめなさい!我が家の玄関前に防犯カメラをつけてあるから、警察に通報するぞ」と注意したら、その輩から「そんなことして、お前もタダで済むと思うなよ」と言われる。現実世界で、馬鹿げてそんな理不尽なことがあるだろうか?

末恐ろしいことに、それがあるのだ。プーチン露大統領がやっていること、それだ。5月14日、フィンランドのニーニスト大統領がプーチン露大統領に電話し、北大西洋条約機構NATO)への加盟申請を告げた際のやり取りが正にこれである(気付いたら、スウェーデンも加盟申請をする直前に)。馬鹿正直に仁義を切って連絡したら、逆に詰められた。そんな、よくわからない話。

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今、一部の老人(※一時期流行った「暴走老人」というバズワードがあったが、まさか国際的に通用するようになったとは皮肉である)が始めた戦争で有望な若者たちの多くの命が奪われている。ソビエト連邦崩壊から30周年を迎える年にプーチン露大統領が打った手は大博打であり、ロシアの国家としての存続すら危うくする「敗着の一手」だった。そう、2022年2月24日をもってこれまでのロシアは死んだのだ。

 

「まともではない人間の相手をまともにすることはない。」by 伊達政宗