先日、投資信託協会から2022年6月末時点における本邦ETF市場に係るデータが公表されていたので、日本銀行が進めるETF買入れ状況と合わせて概観する。
- 2022年6月末時点の国内籍ETFの純資産残高は前月比1兆2,447億円減の59兆5,992億円。ロシアによるウクライナ侵略の影響で「悪いインフレ」が全世界を席巻しつつあることから株価が下落し、日銀が買入れを進めるETFの残高(簿価)は36兆8,745億円(設備・人材投資に係るものを含む)と微増となったため、簿価ベースのシェアは61.9%(前月比+1.5%)に増加。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- また、公募投信の純資産残高は156兆6,517億円と2カ月振りに減少。
<グラフ:本邦ETF市場の概況(2022年6月)>
出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
参照)①日本銀行ウェブサイト
②投資信託協会ウェブサイト