みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

中国6大先物取引所のデリバティブ取引高推移(~2024年2月)

先日5日、中国期貨業協会(CFA)より2024年2月の中国6大先物取引所(上海、大連、鄭州、CFFEX、INE、広州)のデリバティブ取引高(確定版)が公表された。

<グラフ:中国6大先物取引所のデリバティブ取引高推移(~2024年2月)>

China‗202402

出典)CFAウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照)中国期貨業協会ウェブサイト

www.cfachina.org

グローバルETF・ETP市場の概況(2024年1月)_ETFGI

先日21日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2024年1月のグローバルにおけるETF・ETP市場の概況が発表された。

  • 2024年1月末時点のグローバルにおけるETF・ETPのAUM(Asset Under Management;純資産総額)は、過去最高となる約11.73兆ドル(約1,760兆円)に。1月中の純資産流入額も過去最高となる136.80十億米ドルとなり、この結果、56か月連続でETF・ETP市場は資金流入超となった。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
  • 当月資金流入額上位20本のETFの中に本邦籍ETFはなし。その他の内訳は、米国籍が12本、中国本土が5本、スイス・英国・豪州が各1本の順だった。
  • 2024年1月末時点のグローバルにおけるETF・ETPの上場本数は11,975本(他市場への重複上場等を含めると24,041本)、ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は732社、63か国・81取引所に上場している。

<グラフ:グローバルETF・ETP市場の概況(2024年1月)>

ETFGI‗202401

出典)ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP(Exchange Traded Product)はETF(Exchange Traded Fund;上場投資信託)に、ETN(Exchange Traded Note)やETC(Exchange Traded Commodity)、ETV(Exchange Traded Vehicle)等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。

 

参照)ETFGIウェブサイト

etfgi.com

 

デリバティブ取引所のカテゴリー別・地域別シェア‗2024年1月

先月24日、米国先物業協会(FIA)から2024年1月分のデリバティブ取引所のカテゴリー別・地域別シェアが公表された。

  • 2024年1月の全世界におけるデリバティブ総取引高は、前年同月比97.2%増(前月比10.7%増)となる約167.9億枚と9カ月連続で月間取引高が100億枚を突破。特にもオプション取引は同128%増の約144.9億枚と引き続き全体をけん引し、その殆どはアジア太平洋地域(中国本土)によるものだった。1月分の内訳等の詳細については、【下表及び下グラフ】を参照。
  • また、1月末時点の総取組高(未決済約定)は前年同月比13.2%増(前月比4.1%減)の約12.0億枚だった。

<表・グラフ:デリバティブ取引所のカテゴリー別・地域別シェア‗2024年1月>

FIA‗202401

出典)FIAウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工

 

参照)FIAウェブサイト

www.fia.org

 

日本銀行によるETF/J-REITの買入れ並びにETF貸付け推移(開始来~2024年2月迄)

制度開始以来の日銀による指数連動型上場投資信託受益証券(ETF)及び不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入れ並びにETFの貸付け推移は、以下の通り。

1.ETF/J-REITの買入れ

  • 日銀によるETF買入れ状況について、4カ月連続で買入れなし。これまでの累積買入れ額(簿価)は37兆1,549億円(うち、設備・人材投資に係るものは1兆4,628億円)のまま。内訳等の詳細については、下の【①表及びグラフ】を参照。
  • 日銀によるJ-REIT買入れもなく、これまでの累積買入れ額(簿価)は6,823億円と変わらず。

関連記事)日経新聞

www.nikkei.com

www.nikkei.com

関連記事)Bloomberg

www.bloomberg.co.jp

<①表・グラフ:日本銀行によるETF/J-REITの買入れ推移>

BOJ‗202402

 

2.ETFの貸付け

  • 日銀によるETF貸付け状況について、2024年2月単月の貸付日数・総額は2日・6億円(単位未満切捨て)。これまでの累積貸付け額は5,749億円(221日)となった。内訳等の詳細については、下の【②グラフ】を参照。

<②グラフ:日本銀行によるETFの貸付け推移>

BOJ‗202402lending

出典)日銀ウェブサイトに掲載されたデータを参考に、筆者にて作成

 

参照)日本銀行ウェブサイト

www3.boj.or.jp

本邦J-REIT市場の概況(2023年12月)‗日銀・投信協

先日、投資信託協会から2023年12月末時点における本邦J-REIT市場に係るデータが公表されていたので、日銀が進めるJ-REITの買入れ状況と合わせてここで概観する。

  • 2023年12月末時点の国内籍J-REITの純資産残高は前月比65億円増の11兆8,651億円(時価総額は14兆2,581億円)。うち、日銀が12月末までに買入れを進めたJ-REITの残高(簿価)は6,823億円のままで、簿価ベースのシェアは5.8%(前月比̟±0%)に。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。

<グラフ:本邦J-REIT市場の概況(2023年12月)>

DomesticJ-REIT‗202312

出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照)投資信託協会ウェブサイト

www.toushin.or.jp

本邦ETF市場の概況(2024年1月)‗日銀・投信協

先日、投資信託協会から2024年1月末時点における本邦ETF市場に係るデータが公表されていたので、日本銀行が進めるETF買入れ状況と合わせて概観する。

  • 2024年1月末時点の国内籍ETFの純資産残高は前月比5兆6,964億円増の80兆6,358億円。日銀が買入れを進めるETFの残高(簿価)は37兆1,549億円(設備・人材投資に係るものを含む)と変わらずのため、簿価ベースのシェアは46.1%(前月比‐3.5%)に微減。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
  • また、公募投信の純資産残高は220兆3,721億円に増加。

関連記事)日経新聞

www.nikkei.com

<グラフ:本邦ETF市場の概況(2024年1月)>

DomesticETF‗202401

出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照)①日本銀行ウェブサイト

www3.boj.or.jp

投資信託協会ウェブサイト

www.toushin.or.jp

(通巻第44号)‗月刊金融市場レポート‗2024年1月分

皆様、お待たせいたしました。

当方にて2024年1月の金融市場に関するレポートをまとめました。よろしければお時間のある時にお目とおしください。

(注:下記リンク先をクリック。ソース元はすべて公表資料などに基づきます。)

月刊金融市場レポート‗2024年1月分(通巻第45号)

drive.google.com

 

- 過去分 -

月刊金融市場レポート‗2023年12月分(通巻第43号)

月刊金融市場レポート‗2023年11月分(通巻第42号)

月刊金融市場レポート‗2023年10月分(通巻第41号)

月刊金融市場レポート‗2023年9月分(通巻第40号)

月刊金融市場レポート‗2023年8月分(通巻第39号)

月刊金融市場レポート‗2023年7月分(通巻第38号)

月刊金融市場レポート‗2023年6月分(通巻第37号)

以下遷移先に、過去1年分(第25号から第36号まで)のリンク先を記載しております。

fin-agora-3.hatenablog.com

日経225オプション日次建玉残高及び同プットコールレシオの推移(2024年1月)

先日7日、JPX傘下の大阪取引所より2024年1月の月間統計資料が公表された。

  • 1月末における日経225オプション取引建玉残高(未決済約定)は、プット・コール合計で前月14.5万枚増の約126.3万枚。年末ラリーからの買いトレンドが続き、バブル崩壊後の最高値更新も射程に入れるなど活発な売買がなされる。 内訳の詳細は下【グラフ】を参照。
  • 相場の強弱感を示す指標とされるプットコールレシオは前月末比0.028pts減の1.528ptsと、やや強気に振れた。

<グラフ:日経225オプション日次建玉残高及び同プットコールレシオの推移>

PCR‗202401

出典)大阪取引所ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照)大阪取引所ウェブサイト

www.jpx.co.jp

野村AM_日経レバレッジETF・DインバースETF・原油先物ETFの純資産推移(設定来~2024年1月末)

1.日経レバレッジ・Dインバース型ETF

  • 2024年1月末における野村アセットマネジメントが設定・運用する日経レバレッジETFの純資産は前月比2.4%増・57.4億円増の2,413.8億円、同ダブルインバースETFは同6.3%増・107.6億円増の1,822.3億円、2ETF合計は同4.1%増・165.0億円増の4,236.0億円に。インフレの影響を見極めつつ、マーケットでは先行きに関して強弱が入り混じる展開に。内訳等の詳細については、【下グラフ1】を参照。

<グラフ1:野村AM‗日経レバレッジETF・DインバースETFの純資産推移(設定来~2024年1月末)>

NAM‗202401

 

2.原油先物ETF

  • また、同社が設定・運用する原油先物ETF(同1699)の純資産は前月比16.3億円増の247.5億円に。OPECの足並みが揃わず追加の協調減産が見送りとなるとの見立てから、原油価格は弱含み。【下グラフ2】を参照。

<グラフ2:原油先物ETFの純資産推移(設定来~2024年1月末)>

NAM‗oil202401

 

参照)野村アセットマネジメント(NEXTFUNDS)ウェブサイト

nextfunds.jp

中国6大先物取引所のデリバティブ取引高推移(~2024年1月)

先日2日、中国期貨業協会(CFA)より2024年1月の中国6大先物取引所(上海、大連、鄭州、CFFEX、INE、広州)のデリバティブ取引高(確定版)が公表された。

<グラフ:中国6大先物取引所のデリバティブ取引高推移(~2024年1月)>

China‗202401

出典)CFAウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照)中国期貨業協会ウェブサイト

www.cfachina.org