制度開始以来の日銀による指数連動型上場投資信託受益証券(ETF)及び不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入れ並びにETFの貸付け推移は、以下の通り。
- 日銀によるETF買入れ状況について、相場が大きく下落した21日に約2か月ぶりとなる買い出動があり、2021年6月単月の買入回数・総額は1回・701億円、これまでの累積買入れ額(簿価)は36兆1,735億円(うち、設備・人材投資に係るものは1兆4,628億円と変わらず)であった。内訳等の詳細については、下の【①表及びグラフ】を参照。
- 日銀によるJ-REIT買入れ状況について、2021年6月の買入もなし。これまでの累積買入れ額(簿価)も6,787億円と変わらず。
<①表・グラフ:日本銀行によるETF/J-REITの買入れ推移>
2.ETFの貸付け
- 日銀によるETF貸付け状況について、2021年6月単月の貸付日数・総額は9日・15億円と引き続き低水準。これまでの累積貸付け額は5,112億円(119日)となった。内訳等の詳細については、下の【②グラフ】を参照。
- また、6月末時点のETF貸付残高は前月比38億円減の35億円と制度開始以来最低に。
出典)日銀ウェブサイトに掲載されたデータを参考に、筆者にて作成
参照)日本銀行ウェブサイト