先日、投資信託協会から2022年3月末時点における本邦ETF市場に係るデータが公表されていたので、日本銀行が進めるETF買入れ状況と合わせて概観する。
- 2022年3月末時点の国内籍ETFの純資産残高は前月比2兆9,748億円増の61兆7,908億円。ロシアによるウクライナ侵略が膠着状態に陥り株価が回復した一方で、日銀が買入れを進めるETFの残高(簿価)は36兆5,941億円(設備・人材投資に係るものを含む)と微増にとどまったため、簿価ベースのシェアは59.2%(前月比-3.1%)に減少。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。また、公募投信の純資産残高は163兆0,827億円と3カ月振りに増加。
<グラフ:本邦ETF市場の概況(2022年3月)>
出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
参照)①日本銀行ウェブサイト
②投資信託協会ウェブサイト