先月31日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2023年7月のグローバルにおけるブル・ベア関連ETF・ETP市場の概況が発表された。
- 2023年7月末時点のグローバルにおけるブル・ベア関連ETF・ETPのAUM（Asset Under Management；純資産総額）は、過去最高となる約132十億ドル（約19.3兆円）。7月中の純資産流出額は1.3十億米ドル、1月～7月までの通算流入額は5.54十億米ドルと過去5番目の流入額に。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 2023年7月資金流入額上位20本のETFの中に、本邦籍ETFは3つ（野村NEXTFUNDS日経225ダブルインバースETF、シンプレックス日経225ダブルレバレッジETF、楽天ETF日経225ダブルインバース）。その他は米国籍が15本、その他は台湾・韓国1本の順。
- 2023年7月末時点のグローバルにおけるブル・ベア関連ETF・ETPの上場本数は1,237本（うち、レバレッジ型が627本・インバース型が241本・ダブルインバース型が369本）となっている。
＜グラフ：グローバルブル・ベア関連ETF・ETP市場の概況（2023年7月）＞
出典）ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP（Exchange Traded Product）はETF（Exchange Traded Fund；上場投資信託）に、ETN（Exchange Traded Note）やETC（Exchange Traded Commodity）、ETV（Exchange Traded Vehicle）等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。
参照）ETFGIウェブサイト
