2020年11月末における野村アセットマネジメントが設定・運用する日経レバレッジETF(銘柄コード:1570)の純資産は前月比22.3%減・456.7億円減の1,592.3億円、同ダブルインバースETF(同1357)の純資産は同6.6%減・199.1億円減の2,829億円、2ETF合計は同12.9%減・655.8億円減の4,421.3億円と、大幅な減少に。内訳等の詳細については、下の【グラフ1】を参照。
- 日経DインバースETFの発行口数は11月20日時点で5億1,652万口と10営業日で3割近く増え、過去最高を更新。ここ最近の日経平均の急激な上げに目を付けた投資家が下落を見越して買い増したものと推測されるが、11月24日からの約30年ぶりとなる株高トレンドを受けて弱気型ETFは総崩れ状態となり窮地に。
<グラフ1:野村AM‗日経レバレッジETF・DインバースETFの純資産推移(設定来~2020年11月末)>
また、同社が設定・運用する原油先物ETF(同1699)の純資産は前月比11.3%増・67.1億円増の658.6億円となった。下の【グラフ2】
- 新型コロナワクチンへの早期開発期待から景気回復と原油需要の回復観測が高まったことから、金価格とは対照的に原油価格は11月に入って上昇トレンドに。
※ 今月分より、コモディティ市場の中でもボラティリティー(価格変動率)の高い原油インデックスに連動する原油先物ETF(=運用方法は主にNYMEXに上場するWTI原油先物の期先物をロング(買いポジション))のデータも併せて掲載しております。
<グラフ2:原油先物ETFの純資産推移(設定来~2020年11月末)>
出典)野村アセットマネジメントウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
参照)野村アセットマネジメント(NEXTFUNDS)ウェブサイト
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