本日1日、中国期貨業協会(CFA)より2021年2月の中国5大取引所(上海、大連、鄭州、CFFEX、INE)のデリバティブ取引高(確定版)が公表された。大型連休(春節、旧正月)があったため、前月比で大幅に減少。
- 2021年2月における中国5大取引所のデリバティブ総取引高は前月比27.31%減の4億4,137万2,443枚、同デリバティブ総約定代金(想定元本ベース)は同24.21%減の35万400億人民元となった。取引所別の内訳等の詳細については、下【グラフ1】を参照。
- 鄭州商品取引所に、短纤(ポリエステル短繊維)及び花生PK(ピーナッツ油)に係る両先物取引が新規上場。前者の月間取引高は317万4,127枚、後者は同228万2,990枚だった。
- また、本年1月~2月までの中国5大取引所のデリバティブ累計取引高は前年同期比85.26%増の約10億4,859万枚、デリバティブ累計約定代金(同上)は同86.28%増の81万2,800億人民元となった。
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<グラフ1:中国5大取引所のデリバティブ取引高推移(~2021年2月)>
また、2020年11月に上海国際エネルギー取引所(INE)に上場した人民元建て銅先物は、大型連休(春節、旧正月)の前後で取引高が大幅に増加したものの、建玉は伸び悩み。下【グラフ2】を参照。
<グラフ2:INE人民元建て銅先物の取引高等推移(上場来~)>
出典)CFA及びINEウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
参照1)中国期貨業協会ウェブサイト(注:ページの読込にやや時間がかかります。)
参照2)INEウェブサイト