先月30日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2021年7月のグローバルにおけるESG(Environment, Social and Governance;環境、社会、及びガバナンス)関連ETF・ETP市場の概況が発表された。
- 2021年7月末時点のグローバルにおけるESG関連ETF・ETPのAUM(Asset Under Management;純資産総額)は、前月比5.8%増の約309十億ドル(約34兆円)。7月中の純資産流入額は14.93十億米ドル、1月~7月までの通算流入額は97.38十億米ドルと前年通年(89.07十億米ドル)を8十億米ドル上回り、過去最高を更新。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 2021年7月資金流入額上位20本のETFの中に、本邦籍ETFは1本(アセットマネジメントOneが運用する「OneETF ESG」が7月中に146.74百万米ドルの流入超)。
- 2021年6月末時点のグローバルにおけるESG関連ETF・ETPの上場本数は695本(他市場への重複上場等を含めると1,983本)、ESG関連ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は155社、31か国・39取引所に上場している。
<グラフ:グローバルESG関連ETF・ETP市場の概況(2021年7月)>
出典)ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP(Exchange Traded Product)はETF(Exchange Traded Fund;上場投資信託)に、ETN(Exchange Traded Note)やETC(Exchange Traded Commodity)、ETV(Exchange Traded Vehicle)等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。
参照)ETFGIウェブサイト