先日31日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2021年7月のグローバルにおけるETF・ETP市場の概況が発表された。
- 2021年7月末時点のグローバルにおけるETF・ETPのAUM(Asset Under Management;純資産総額)は、前月比1.2%増の約9.46兆ドル(約1,040兆円、過去最高)。7月中の純資産流入額は80.45十億米ドルとなり、この結果、26か月連続でETF・ETP市場は資金流入超となった。また、2021年1月~7月の累計流入額は739.54十億米ドルとなり、これまでの最高(2017年1月~7月の373.01十億米ドル)を大幅に更新して過去最高を更新。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 当月資金流入額上位20本のETFの中に本邦籍ETFはなし。20本の内訳は、米国籍が17本、英国籍が1本・その他2本。
- 2021年7月末時点のグローバルにおけるETF・ETPの上場本数は9,154本(他市場への重複上場等を含めると18,539本)、ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は563社(前月比+7)、62か国(前月比̟±0)・78取引所(前月比+1)に上場している。
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<グラフ:グローバルETF・ETP市場の概況(2021年7月)>
出典)ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP(Exchange Traded Product)はETF(Exchange Traded Fund;上場投資信託)に、ETN(Exchange Traded Note)やETC(Exchange Traded Commodity)、ETV(Exchange Traded Vehicle)等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。
参照)ETFGIウェブサイト