制度開始以来の日銀による指数連動型上場投資信託受益証券(ETF)及び不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入れ並びにETFの貸付け推移は、以下の通り。
- 日銀によるETF買入れ状況について、2021年9月単月は701億円(1回)となり、約3か月ぶりの買い出動。これまでの累積買入れ額(簿価)は36兆2,436億円(うち、設備・人材投資に係るものは1兆4,628億円)に。内訳等の詳細については、下の【①表及びグラフ】を参照。
- 日銀によるJ-REIT買入れ状況について、2021年9月の買入もなし。これまでの累積買入れ額(簿価)も6,787億円と変わらず。
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<①表・グラフ:日本銀行によるETF/J-REITの買入れ推移>
2.ETFの貸付け
- 日銀によるETF貸付け状況について、2021年9月単月の貸付日数・総額は3日・0億円(単位未満)と制度開始以来最低を更新。これまでの累積貸付け額は5,169億円(131日)となった。2か月連続での実質的な利用ゼロとなり、導入から1年で早くも制度の在り方が問われる段階に。内訳等の詳細については、下の【②グラフ】を参照。
- また、9月末時点のETF貸付残高は前月比変わらずで1億円と制度開始以来最低を更新。
出典)日銀ウェブサイトに掲載されたデータを参考に、筆者にて作成
参照)日本銀行ウェブサイト