制度開始以来の日銀による指数連動型上場投資信託受益証券(ETF)及び不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入れ並びにETFの貸付け推移は、以下の通り。
- 日銀によるETF買入れ状況について、2021年10月単月は701億円(1回)と2か月連続の買い出動。これまでの累積買入れ額(簿価)は36兆3,137億円(うち、設備・人材投資に係るものは1兆4,628億円)に。内訳等の詳細については、下の【①表及びグラフ】を参照。
- 日銀によるJ-REIT買入れ状況について、2021年10月の買入もなし。これまでの累積買入れ額(簿価)も6,787億円と変わらず。
<①表・グラフ:日本銀行によるETF/J-REITの買入れ推移>
2.ETFの貸付け
- 日銀によるETF貸付け状況について、2021年10月単月の貸付日数・総額は1日・4億円。これまでの累積貸付け額は5,173億円(132日)となった。内訳等の詳細については、下の【②グラフ】を参照。
- また、10月末時点のETF貸付残高は制度開始以来初の「0(ゼロ)」となり、早くも本制度の限界が露呈する結果に。
出典)日銀ウェブサイトに掲載されたデータを参考に、筆者にて作成
参照)日本銀行ウェブサイト