先日、投資信託協会から2022年1月末時点における本邦ETF市場に係るデータが公表されていたので、日本銀行が進めるETF買入れ状況と合わせて概観する。
- 2022年1月末時点の国内籍ETFの純資産残高は前月比3兆1,246億円減の59兆3,095億円。ウクライナ危機により株価が大幅に下げた一方で、日銀が買入れを進めるETFの残高(簿価)は36兆4,539億円(設備・人材投資に係るものを含む)と増えたため、簿価ベースのシェアは61.5%(前月比+3.3%)に増加。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。また、公募投信の純資産残高は155兆4,614億円と2カ月振りに減少。
<グラフ:本邦ETF市場の概況(2022年1月)>
出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
参照)①日本銀行ウェブサイト
②投資信託協会ウェブサイト