先日15日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2022年1月のグローバルにおけるETF・ETP市場の概況が発表された。
- 2022年1月末時点のグローバルにおけるETF・ETPのAUM(Asset Under Management;純資産総額)は、前月比3.9%減の約9.87兆ドル(約1,135兆円)に。1月中の純資産流入額は76.40十億米ドルとなり、この結果、32か月連続でETF・ETP市場は資金流入超となった。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 当月資金流入額上位20本のETFの中に本邦籍ETFは、野村アセットマネジメントが手掛ける「日経レバレッジETF(1570)」の1本のみ。その他19本の内訳は、米国籍が18本、スイスが1本だった。
- 2022年1月末時点のグローバルにおけるETF・ETPの上場本数は9,977本(他市場への重複上場等を含めると20,221本)、ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は617社(前月比+9)、62か国(前月比̟±0)・79取引所(前月比̟±0)に上場している。
<グラフ:グローバルETF・ETP市場の概況(2022年1月)>
出典)ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP(Exchange Traded Product)はETF(Exchange Traded Fund;上場投資信託)に、ETN(Exchange Traded Note)やETC(Exchange Traded Commodity)、ETV(Exchange Traded Vehicle)等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。
参照)ETFGIウェブサイト