先日15日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2022年5月のグローバルにおけるETF・ETP市場の概況が発表された。
- 2022年5月末時点のグローバルにおけるETF・ETPのAUM(Asset Under Management;純資産総額)は、前月比1.0%増の約9.46兆ドル(約1,277兆円)に。5月中の純資産流入額は80.28十億米ドルとなり、1~5月までの累計流入額は417.87十億米ドルに。この結果、36か月連続でETF・ETP市場は資金流入超となった。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 当月資金流入額上位20本のETFの中に本邦籍ETFはなし。20本の内訳は、米国籍が19本、スイス1本だった。
- 2022年5月末時点のグローバルにおけるETF・ETPの上場本数は10,360本(他市場への重複上場等を含めると21,291本)、ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は642社(前月比+12)、63か国(前月比±0)・80取引所(前月比̟±0)に上場している。
<グラフ:グローバルETF・ETP市場の概況(2022年5月)>
出典)ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP(Exchange Traded Product)はETF(Exchange Traded Fund;上場投資信託)に、ETN(Exchange Traded Note)やETC(Exchange Traded Commodity)、ETV(Exchange Traded Vehicle)等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。
参照)ETFGIウェブサイト