先日31日、中国期貨業協会(CFA)より2023年5月の中国6大取引所(上海、大連、鄭州、CFFEX、INE、広州)のデリバティブ取引高(確定版)が公表された。
- 2022年12月より新たに広州期貨交易所(広州先物取引所)が開設されたことから、算定対象に加えている。
- 2023年5月における中国6大取引所のデリバティブ総取引高は前月比22.73%増の8億2,311万1,034枚と主に農産物を取扱う鄭州商品取引所での取引高増加がけん引し過去最高を更新、同デリバティブ総約定代金(想定元本ベース)は同14.08%増の50.37万億人民元となった。取引所別の内訳等の詳細については、下【グラフ】を参照。
- また、2023年1月~5月までの中国6大取引所のデリバティブ累計取引高は前年同期比27.77%増の約31億6,094万枚、デリバティブ累計約定代金(同)は同2.80%増の215万4,200億人民元となった。
<グラフ:中国6大取引所のデリバティブ取引高推移(~2023年5月)>
出典)CFAウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
参照)中国期貨業協会ウェブサイト