みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

日経225オプション日次建玉残高及び同プットコールレシオの推移(2022年3月)

先日7日、JPX傘下の大阪取引所より2022年3月の月間統計資料が公表された。

  • 3月末における日経225オプション取引建玉残高(未決済約定)は、プット・コール合計で前月3.5万枚増の約135.2万枚。ロシアによるウクライナ侵略が膠着状態に陥ったことから、投資家心理はこれまでの弱気一辺倒からリスクオンへとやや持ち直し。 内訳の詳細は下【グラフ】を参照。
  • 相場の強弱感を示す指標とされるプットコールレシオは前月末比0.061pts減の1.776ptsと、強気に振れた。

<グラフ:日経225オプション日次建玉残高及び同プットコールレシオの推移>

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PCR_202203

出典)大阪取引所ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照)大阪取引所ウェブサイト

www.jpx.co.jp

野村AM_日経レバレッジETF・DインバースETF・原油先物ETFの純資産推移(設定来~2022年3月末)

1.日経レバレッジ・Dインバース型ETF

  • 2022年3月末における野村アセットマネジメントが設定・運用する日経レバレッジETF(銘柄コード:1570)の純資産は前月比10.2%減・479.3億円減の4,218.0億円、同ダブルインバースETF(同1357)の純資産は同9.7%増・154.3億円増の1,736.8億円、2ETF合計は同5.2%減・325億円減の5,954.8億円に。ロシアによるウクライナ侵略を受けて、投資家は許容可能なリスクを見極めへ。内訳等の詳細については、【下グラフ1】を参照。

<グラフ1:野村AM‗日経レバレッジETF・DインバースETFの純資産推移(設定来~2022年3月末)>

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NAM_202203

 

2.原油先物ETF

  • また、同社が設定・運用する原油先物ETF(同1699)の純資産は前月比5.2億円増の388.1億円に。ロシアによるウクライナ侵略を受けて原油価格(WTI原油先物)が急騰したものの、残高は伸び悩み。【下グラフ2】を参照。

<グラフ2:原油先物ETFの純資産推移(設定来~2022年3月末)>

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NAM_Oil_Mar2022

 

参照)野村アセットマネジメント(NEXTFUNDS)ウェブサイト

NEXTFUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信

NEXTFUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信

NEXT FUNDS NOMURA 原油インデックス連動型上場投信

nextfunds.jp

(通巻第19号)‗月刊商品市場レポート‗2022年3月分

春爛漫の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、当方にて2022年3月の商品市場に関するレポートをまとめましたので、よろしければお時間のある時にお目とおしください。

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(注:下記リンク先をクリック。ソース元はすべて公表資料等に基づきます。なお、「月刊金融市場レポート」は別途掲載予定です。)

月刊商品市場レポート‗2022年3月分(通巻第19号)

drive.google.com

 

- 過去分 -

月刊商品市場レポート‗2022年2月分(通巻第18号)

月刊商品市場レポート‗2022年1月分(通巻第17号)

月刊商品市場レポート‗2021年12月分(通巻第16号)

月刊商品市場レポート‗2021年11月分(通巻第15号)

月刊商品市場レポート‗2021年10月分(通巻第14号)

月刊商品市場レポート‗2021年9月分(通巻第13号)

以下遷移先に、過去1年分(創刊号から第12号まで)のリンク先を記載しております。

 

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中国5大取引所のデリバティブ取引高推移(~2022年3月)

先日1日、中国期貨業協会(CFA)より2022年3月の中国5大取引所(上海、大連、鄭州、CFFEX、INE)のデリバティブ取引高(確定版)が公表された。

  • 2022年3月における中国5大取引所のデリバティブ総取引高は前月比55.40%増の6億6,343万983枚、同デリバティブ総約定代金(想定元本ベース)は同62.44%増の56万9,200億人民元となった。取引所別の内訳等の詳細については、下【グラフ】を参照。
  • また、2022年1月~3月までの中国5大取引所のデリバティブ累計取引高は前年同期比17.07%減の約15億3,346万枚、デリバティブ累計約定代金(同)は同9.02%減の128万6,100億人民元となった。
  • 深圳や上海などの一部大都市でロックダウンがなされたものの、引き続き過去最高圏で推移。

<グラフ:中国5大取引所のデリバティブ取引高推移(~2022年3月)>

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China‗202203

出典)CFAウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照)中国期貨業協会ウェブサイト

www.cfachina.org

日本銀行によるETF/J-REITの買入れ並びにETF貸付け推移(開始来~2022年3月迄)

制度開始以来の日銀による指数連動型上場投資信託受益証券(ETF)及び不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入れ並びにETFの貸付け推移は、以下の通り。

1.ETF/J-REITの買入れ

  • 日銀によるETF買入れ状況について、2022年3月単月はウクライナ危機による株価下落により3か月連続の買い出動(1回・701億円)。これまでの累積買入れ額(簿価)は36兆5,941億円(うち、設備・人材投資に係るものは1兆4,628億円)と変わらず。内訳等の詳細については、下の【①表及びグラフ】を参照。
  • 日銀によるJ-REIT買入れはなし。これまでの累積買入れ額(簿価)は6,811億円で変わらず。

<①表・グラフ:日本銀行によるETF/J-REITの買入れ推移>

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BOJ‗202203

 

2.ETFの貸付け

  • 日銀によるETF貸付け状況について、2022年3月単月の貸付日数・総額は9日・123億円。これまでの累積貸付け額は5,503億円(152日)となった。内訳等の詳細については、下の【②グラフ】を参照。
  • 3月末時点の日銀によるETF貸付残高は前月比19億円増の19億円。

<②グラフ:日本銀行によるETFの貸付け推移>

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BOJ‗202203lending

出典)日銀ウェブサイトに掲載されたデータを参考に、筆者にて作成

 

参照)日本銀行ウェブサイト

www3.boj.or.jp

(通巻第20号)月刊地方創生レポート‗2022年3月分

陽春の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、当方で2022年3月の地方創生に関するレポートをまとめましたので、よろしければお時間のある時にお目とおしください。

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(注:下記リンク先をクリック。ソース元はすべて公表資料等に基づきます。なお、「月刊金融市場レポート」は別途掲載予定です。)

月刊地方創生レポート‗2022年3月分(通巻第20号)

drive.google.com

 

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月刊地方創生レポート‗2022年2月分(通巻第19号)

月刊地方創生レポート‗2022年1月分(通巻第18号)

月刊地方創生レポート‗2021年12月分(通巻第17号)

月刊地方創生レポート‗2021年11月分(通巻第16号)

月刊地方創生レポート‗2021年10月分(通巻第15号)

月刊地方創生レポート‗2021年9月分(通巻第14号)

月刊地方創生レポート‗2021年8月分(通巻第13号)

以下遷移先に、過去1年分(創刊号から第12号まで)のリンク先を記載しております。

 

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デリバティブ取引所のカテゴリー別・地域別シェア‗2022年2月

先日11日、米国先物業協会(FIA)から2022年2月分のデリバティブ取引所のカテゴリー別・地域別シェアが公表された。

  • 2022年2月の全世界におけるデリバティブ総取引高は、前年同月比35.6%増(前月比2.4%増)の約62.3億万枚と過去最高に。1月~2月までの累計取引高は前年同期比32.9%増の123億枚となった。2月分の内訳等の詳細については、【下表及び下グラフ】を参照。
  • また、2月末時点の総取組高(未決済約定)は前年同月比5.6%増(前年12月比3.9%減)の約10.6億枚だった。

<表・グラフ:デリバティブ取引所のカテゴリー別・地域別シェア‗2022年2月>

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FIA_202202

出典)FIAウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工

 

参照)FIAウェブサイト

www.fia.org

グローバルESG関連ETF・ETP市場の概況(2022年2月)_ETFGI

先日17日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2022年2月のグローバルにおけるESG(Environment, Social and Governance;環境、社会、及びガバナンス)関連ETF・ETP市場の概況が発表された。

  • 2022年2月末時点のグローバルにおけるESG関連ETF・ETPのAUM(Asset Under Management;純資産総額)は、前月比0.05%減の約379.1十億ドル(約43.5兆円)。1月中の純資産流入額は7.55十億米ドルとなった。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
  • 2022年2月資金流入額上位20本のETFの中に、本邦籍ETFはなし。
  • 2022年2月末時点のグローバルにおけるESG関連ETF・ETPの上場本数は981本(他市場への重複上場等を含めると2,814本)、ESG関連ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は193社、32か国・41取引所に上場している。

<グラフ:グローバルESG関連ETF・ETP市場の概況(2022年2月)>

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ETFGI_ESG_202202

出典)ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP(Exchange Traded Product)はETF(Exchange Traded Fund;上場投資信託)に、ETN(Exchange Traded Note)やETC(Exchange Traded Commodity)、ETV(Exchange Traded Vehicle)等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い

 

参照)ETFGIウェブサイト

etfgi.com

グローバルETF・ETP市場の概況(2022年2月)_ETFGI

本日16日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2022年2月のグローバルにおけるETF・ETP市場の概況が発表された。

  • 2022年2月末時点のグローバルにおけるETF・ETPのAUM(Asset Under Management;純資産総額)は、前月比0.5%減の約9.82兆ドル(約1,129兆円)に。2月中の純資産流入額は105.88十億米ドルとなり、1~2月までの累計流入額は182.28十億米ドルに。この結果、33か月連続でETF・ETP市場は資金流入超となった。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
  • 当月資金流入額上位20本のETFの中に本邦籍ETFはなし。20本の内訳は、米国籍が16本、英国・ドイツ・スイス・中国(本土)が各1本だった。
  • 2022年1月末時点のグローバルにおけるETF・ETPの上場本数は10,100本(他市場への重複上場等を含めると20,472本)、ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は625社(前月比+8)、62か国(前月比̟±0)・79取引所(前月比̟±0)に上場している。

<グラフ:グローバルETF・ETP市場の概況(2022年2月)>

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ETFGI‗202202

出典)ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP(Exchange Traded Product)はETF(Exchange Traded Fund;上場投資信託)に、ETN(Exchange Traded Note)やETC(Exchange Traded Commodity)、ETV(Exchange Traded Vehicle)等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。

 

参照)ETFGIウェブサイト

etfgi.com

(通巻第21号)‗月刊金融市場レポート‗2022年2月分

皆様、お待たせいたしました。

当方にて2022年2月の金融市場に関するレポートをまとめました。よろしければお時間のある時にお目とおしください。

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(注:下記リンク先をクリック。ソース元はすべて公表資料などに基づきます。)

月刊金融市場レポート‗2022年2月分(通巻第21号)

drive.google.com

 

- 過去分 -

月刊金融市場レポート‗2022年1月分(通巻第20号)

月刊金融市場レポート‗2021年12月分(通巻第19号)

月刊金融市場レポート‗2021年11月分(通巻第18号)

月刊金融市場レポート‗2021年10月分(通巻第17号)

月刊金融市場レポート‗2021年9月分(通巻第16号)

月刊金融市場レポート‗2021年8月分(通巻第15号)

月刊金融市場レポート‗2021年7月分(通巻第14号)

月刊金融市場レポート‗2021年6月分(通巻第13号)

以下遷移先に、過去1年分(プレ創刊号から第12号まで)のリンク先を記載しております。

 

fin-agora-3.hatenablog.com