今夕、西村経財相のテレビ会見を家で見ていて、「(クラスターの発生した)東京都と北九州市について危機感をもってみている」と緊張した面持ちながらも、何か妙な違和感が拭えなかった。一体何だろうなと思いつつ、ふと背景を見て気づいた。
というのも、「新しい生活様式」が大きくポップ体で書かれていたのだ。
ポップ体はその親しみやすさから多用されるが、ここはゴチック体にすべきだった。
たかがフォント、されどフォント。
フォントが違うだけで、受け手のイメージが全く変わってしまう。
詳しい経緯は不明だが、内閣府の官僚が国民になじみやすいように明るいポップ体にしようとしたのかもしれない。ただ、西村経財相は今や国を代表する新型コロナウイルスに関するスポークスマンで真剣・真面目な話がほぼ100%であるため、敢えて親しみやすさをここで演出する必要はない(変な布マスクの付け方をしているどこかの誰かさんとは違うのである。)。
政府には、受け手のイメージに沿ったフォントの使用を心がけて欲しいものである。