ふとした旅の途中、電力消費を抑えるべくスマホの電源を落とさざるを得なくなった。
公衆Wi-Fiも飛んでいないところなのでPCでブログの更新もできない。近くにあるお店の検索もできないし、Googleマップも使えないし、暇つぶしのスマホゲームもできないし、「正直参ったなぁー」というのが私の最初の感想だった。
だが、その心配は杞憂だった。美味しいお店ならそのまちの人(スーパーのレジ打ちのおばちゃんとか)に聞けば分かるし、Googleマップがなくても駅や観光地周辺マップを見ればおおよその位置・方向は分かるし、そもそも旅をしているのに暇つぶしは必要ない。スマホはあれば便利という存在で、ないと死ぬほど困るといった存在まで高めていた自分を思い知った。思えば学生になるまでスマホなしで生きていたのだから、それもそのはず。
世間では若者のスマホ依存症・ゲーム依存症が問題になっているが、自分にとって大切だと思うこと・モノから敢えて一度距離を置くことで認識が変わり、見えてくるものもあるはずだ。