みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

夜のまち

今月から、徐々に夜のまちに明かりが戻ってきた。

我が家は比較的人通りの多い商店街に面しているので、2月の初めまでは終電近くまで飲み会帰りの人たちが歩いていた。それが今回のコロナ騒動で一変し、飲み会自粛の呼びかけもあって午後9時も過ぎると人通りがなくなってしまった。夜中にコンビニへアイスを買いに行くと、通りの焼き鳥屋の親父さんはお客さんがいないので椅子にボーっと座っているし、お店の看板もほとんど明かりを落としている。実際に、商店街にあった居酒屋の何軒かはお店を閉めてしまった。

 

酔客の声(主に若者)で夜中に起こされることもあるが、(私一人ではなく)他に人がいるという安心感は何とも言えずいいものだと気づかされた。人がいるはずなのにいないということが、こんなにも心細いということも知った。

まちは、人びとの活動から成り立っている。窓から見下ろす商店街の明かりは、まちが生きている証かもしれない。