今日は所用で郊外に行く機会があったので、マスク着用・除菌剤携帯の完全装備で電車に乗り込む。通勤・通学の時間帯から若干ズレていたものの、やはり首都圏のJR・私鉄の社内は必然的に「3密」になってしまう。
いつもどおりドア近くの手すりにもたれかかり、窓の外の景色を見る。
車窓を飽きもせずに見るのは子どもの時からの癖で、大人になっても変わらない。第一に面白い。知らない路線は勿論のこと、毎日乗る路線でも「あっ、線路わきの紫陽花が咲き始めたな」「いつもこの道路渋滞してる」とか見ているだけで動きがある。第二に勉強になる。金融という職業柄、企業名を言われたら分かるよう心がけており、「あれ？あの会社の工場、この駅にあるんだ」「遠目に見えるあれが新聞に出てた新工場かー」とか周辺にアンテナを張ることができる（→早い話が、リアル版「桃●郎電鉄」。お陰さまで、出張でよく乗る東海道新幹線はどの駅にどの工場があるかを見える範囲でほぼ把握できた）。
スマホをポチポチいじっているよりも目に優しく、よっぽどためになる。ちょっとした隙間時間を生かすも殺すも、結局は自分次第なのだ。
