金融に関連した記事を書くにあたって大事にしているのは、①信頼できる情報源・ソースを選別することと、②適時に正しいデータを入手できることである。本ブログにあっては、読者の方の再現可能性を確保すべく、できる範囲でソース等の元URLを記載するよう心掛けている。
①については当該国に金融を管轄する公的機関があればそれを、ない場合には民間の会員組織のようなできる限り中立性の高いところを見るようにしている。(※ 具体的には各レポートの後段に「主な1次・2次情報リソース一覧」があるので参照されたい。)
②についてはソース元から公開されている無料情報のみにもとづき作成しているため、リアルタイムではなく提供されるファイル形式がデータ加工のしにくいPDFであることもしばしば。仕方ないので複数の拡張子を経由するなどし、データを転写・加工している。最近困っているのは、適時に正しいデータが取得できないケースが増えてきたこと。これは特に欧米の準公的機関に多くみられる。これまで月初には前月のデータが更新されていたのが数営業日遅れたり、いきなり公表フォーマットが変わったりするのはまだいい方で、最悪なのは事前告知なくデータの更新が停止。恐らくは担当者が代わったか、いなくなったために引き継ぎがなされずそのままということになったのが少なくないと推測される(日本ではまずあり得ないが・・・)。
できる限り読者の皆様に適時に正しいデータを用いたレポートなどを提供したいと思ってはいるものの、前述のように私の力が及ばないこともあることを知っていただけると幸いである。さて、今日もソース元に定期巡回の旅に出ますか♪