みちのくの地で車を走らせていると、ピィイイイーとどこからか汽笛が。
そう言えば近くに東北本線が走っていたなと、ナビ上で一番近くにあった駅を目指す。駅前のロータリーまで来ると、でっかい黒色の車体からもくもくと煙が出ている。えっ、あれって蒸気機関車では!?なんと、整備中のJR東日本の観光列車・SL銀河号が目の前に。
ちょっとした道草からの思わぬ邂逅にハイテンションとなった私は改札の係員に頭を下げ、写真撮影の許可をとってホームへ。4両ある客車は宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」をイメージした星座が描かれており、カラーデザインからなのか往時の国鉄の寝台特急を彷彿とさせる。しかし、何と言っても先頭のSLの迫力。シュッ、シュッ、シュッと蒸気を上げている姿は本当に格好いい。また、機関士の人たちが色々と機器を確認している様は見ていて飽きない。これが走っている姿もまた格好いいのだろうな。
時間も迫っていたので客車に乗るジョバンニやカムパネルラ(+ザネリ?)の姿を想像し、後ろ髪を引かれるように駅を後にしたのでした。
↓SL銀河号に興味を持った方は、こちら。