2020-12-03 冬の足音 その他 ふと道行く民家の庭先を見れば、花梨の実が生り、山茶花(さざんか←椿と見分けるのが難しい)が咲いている。彼らを目にすると「あぁ、もう冬なんだな」と条件反射で分かる。この間まで金木犀のむせるような香りが通りには漂っていたと思えば、主役交代もあっという間だ。彼らにしてみれば世間に吹き荒れる新型コロナなどお構いなく、ただ四季の移ろいに従っているだけ。 コロナ禍でいつものことが当たり前にできるありがたさを知ったこの1年だからこそ、変わらずに華やかさを添えてくれる花たちに感謝したい。 Sasanqua