「Go To トラベルと飲食店の営業時間短縮について西村経済再生担当相が今、自治体の首長と調整に入っている」(某総理大臣)
「(名古屋市をGo To トラベルの対象から除外することについて)感染状況をにらみながら真剣に検討を進めている」(某愛知県知事)
どうやら、サッカーの”侍ジャパン”だけでなく政治面でも決定力不足が露呈してしまったわが国である。不思議なことに、こと大事な決断となると皆ケツまくりをしてしまう。新型コロナは時間との闘いなのに決断を先延ばしし、いたずらに傷口を広げる。果ては、「勝負の3週間」といいながら何もしない(国民の皆様のより一層の協力を求めるのみ=これは自助?)。
そもそも国のトップが大事な方針一つを決められず、担当大臣に判断を丸投げするなど、国務を「総理」できていない証左であろう。国民から付託を受けて今の立場にある以上、お得意の「総合的・俯瞰的な」観点から何が国民のためになるのか、今一度思い返してはいかがか。
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