先月27日、米国先物業協会(FIA)より2020年6月末時点におけるグローバルデリバティブ取引所ランキングが公表された。
- 2021年第一四半期の取引高は148億枚、第二四半期は同141億枚(建玉は11億枚)と最高水準を維持。地域別ではアジア太平洋地域が前年同期比50.7%増(上半期合計で約132.7億枚)、ラテンアメリカ地域が同51.7%増(約42.2億枚)、その他地域が79.6%増(約10.5億枚)と、グローバルの伸びを牽引。
- 2016年第二四半期からのCAGR(年平均増加率)は212%に。
- 国内勢について、OSE(JPXグループ。TOCOM含む)・東京金融取引所・大阪堂島商品取引所はすべて圏外(15位未満)に。唯一、株価指数先物の上位13位に日経225mini(OSE)が入ったのみ。最早全ての国内取引所を統合しても中国の一取引所に勝てないレベルであり、グローバルにおけるプレゼンスの低下は否めず。
<表:FIAグローバルデリバティブ取引所ランキング(2021年6月末時点)>
出典)FIAウェブサイトのデータをもとに、筆者にて作成・一部加工
参照)FIAウェブサイト