先日、投資信託協会から2021年9月末時点における本邦ETF市場に係るデータが公表されていたので、日本銀行が進めるETF買入れ状況と合わせて概観する。
- 2021年9月末時点の国内籍ETFの純資産残高は前月比2兆8,342億円増の63兆3,535億円。株価が大きく伸びた一方で、日銀が買入れを進めるETFの残高(簿価)は36兆2,436億円(設備・人材投資に係るものを含む)と微増だったため、簿価ベースのシェアは57.2%(前月比‐2.6%)に低下。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- また、公募投信の純資産残高は160兆4,088億円と2カ月連続で過去最高を更新し、初めて160兆円を突破。
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<グラフ:本邦ETF市場の概況(2021年9月)>
出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
参照)①日本銀行ウェブサイト
②投資信託協会ウェブサイト