先日、投資信託協会から2022年2月末時点における本邦ETF市場に係るデータが公表されていたので、日本銀行が進めるETF買入れ状況と合わせて概観する。
- 2022年2月末時点の国内籍ETFの純資産残高は前月比7,855億円減の58兆8,160億円。ロシアによるウクライナ侵略により株価が大幅に下げた一方で、日銀が買入れを進めるETFの残高(簿価)は36兆5,240億円(設備・人材投資に係るものを含む)と増えたため、簿価ベースのシェアは62.1%(前月比+0.6%)に増加。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。また、公募投信の純資産残高は154兆5,153億円と2カ月連続で減少。
<グラフ:本邦ETF市場の概況(2022年2月)>
出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
参照)①日本銀行ウェブサイト
②投資信託協会ウェブサイト