本日9日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2021年11月のグローバルにおけるETF・ETP市場の概況が発表された。
- 2021年11月末時点のグローバルにおけるETF・ETPのAUM（Asset Under Management；純資産総額）は、前月比0.6%減の約9.92兆ドル（約1,135兆円）に。11月中の純資産流入額は97.44十億米ドルとなり、この結果、30か月連続でETF・ETP市場は資金流入超となった。また、2021年1月～11月の累計流入額は1,140十億米ドルと、前年同期比（670.16十億米ドル）および2020年通年（762.77十億米ドル）を上回って過去最高を更新。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 当月資金流入額上位20本のETFの中に本邦籍ETFはなし。20本の内訳は、米国籍が17本、中国が3本だった。
- 2021年11月末時点のグローバルにおけるETF・ETPの上場本数は9,700本（他市場への重複上場等を含めると19,606本）、ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は596社（前月比+13）、62か国（前月比̟±0）・79取引所（前月比̟±0）に上場している。
＜グラフ：グローバルETF・ETP市場の概況（2021年11月）＞
出典）ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP（Exchange Traded Product）はETF（Exchange Traded Fund；上場投資信託）に、ETN（Exchange Traded Note）やETC（Exchange Traded Commodity）、ETV（Exchange Traded Vehicle）等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。
参照）ETFGIウェブサイト
