先日19日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2022年6月のグローバルにおけるETF・ETP市場の概況が発表された。
- 2022年6月末時点のグローバルにおけるETF・ETPのAUM（Asset Under Management；純資産総額）は、前月比6.4%減の約8.86兆ドル（約1,222兆円）に。6月中の純資産流入額は45.94十億米ドルとなり、1～6月までの累計流入額は463.81十億米ドルに。この結果、37か月連続でETF・ETP市場は資金流入超となった。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 当月資金流入額上位20本のETFの中に本邦籍ETFは1本（野村AM・NEXTFUNDS TOPIX ETF）のみ。20本の内訳は、米国籍が18本、日本と台湾が各1本だった。
- 2022年6月末時点のグローバルにおけるETF・ETPの上場本数は10,483本（他市場への重複上場等を含めると21,604本）、ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は644社（前月比+2）、63か国（前月比±0）・80取引所（前月比̟±0）に上場している。
＜グラフ：グローバルETF・ETP市場の概況（2022年6月）＞
出典）ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP（Exchange Traded Product）はETF（Exchange Traded Fund；上場投資信託）に、ETN（Exchange Traded Note）やETC（Exchange Traded Commodity）、ETV（Exchange Traded Vehicle）等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。
参照）ETFGIウェブサイト
