先日、投資信託協会から2022年7月末時点における本邦ETF市場に係るデータが公表されていたので、日本銀行が進めるETF買入れ状況と合わせて概観する。
- 2022年7月末時点の国内籍ETFの純資産残高は前月比1兆1,874億円増の60兆7,866億円。ウクライナ侵攻に伴って懸念されていた本邦企業収益への影響等が一巡したことを受けて株価がやや持ち直し、日銀が買入れを進めるETFの残高(簿価)は36兆8,745億円(設備・人材投資に係るものを含む)のままであったため、簿価ベースのシェアは60.7%(前月比‐1.2%)に低下。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- また、公募投信の純資産残高は161兆262億円と2カ月振りに増加。
<グラフ:本邦ETF市場の概況(2022年7月)>
出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
参照)①日本銀行ウェブサイト
②投資信託協会ウェブサイト