足を延ばして、八幡沼へ。
最寄りの駐車場に着いた時には少しガスが出て小雨が降っていたものの、車を止めて約15分で目的地にアクセスできた。すれ違う人の約半数が軽装（普段着＋運動靴）だったので、それほど気楽に登れることの証左だろう。登山道から眼下には八幡沼の全貌が広がる（1番目の写真、八幡沼の周りをぐるーッと一周できる）。
この広大な八幡平（はちまんたい）は、生き物の楽園だ。
みちのくの短い夏をニッコウキスゲをはじめとして、ハクサンチドリ、ハクサンフウロ、ワタツゲなどといった植物たちが我も我もと咲き誇っている（2、3番目の写真）。色とりどりの花々と高原に吹き抜ける風が相まって、都会の喧騒を忘れて身も心も清々しい気分になる。そのためか分からないが、麓のビジターセンターで買った山菜炊込みご飯風おにぎりも美味しさが倍増。コロナ禍の今、人々が時間とお金をかけてまで山に登るのは、きっとそういう理由もあるんだろう。
沼の半分を進んだところで雨が本降りになってきたので、急ぎ足で下山。帰る道すがら、数羽のカラスが湿原に生息する蛙や虫たちを捕食している様子を見かけ、こんな厳しい環境でも逞しく生きていんるだなぁーと感心。
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