登山での前日入りで秋田にいたときのこと、「何か近場で名勝みたいなものはないものか」と車でウロウロしていて道端に看板を発見。殿渕(とのぶち)、伏伸(ふのし)の滝、舟作(ふなさく)と素っ気なく書いてあるが、文字を見ても何のことだかサッパリ分からない。が、俄然興味を惹かれたので、行ってみることに。
駐車場はそれなりの台数が確保されていたが、私を含めて2台のみ。不安だ。。。
まずは、殿渕から見てみるか。案内に従い水音のする川べりへと出るなり、流れる水の豊富さ・透明度の高さに驚かされる。 加えて、秋田杉とのコントラスト(2番目の写真)もまた美しく、見とれてしばし言葉を失うほど。
すっかり気持ちをよくした私は、ずんずんと伏伸の滝へと歩きを進める。相変わらず流れる水は綺麗で、触ってみるとひんやりして心地よい。先から控えめにドドドドドドドドドォーと音がしてきたので目をやると、伏伸の滝(4番目の写真)がその姿を現す。華々しくはなく控えめな滝だが、この静寂な空間と合っている。
最後に舟作だが、前2者とは少し離れており、山のすそ野へと入っていく形に。ツキノワグマが怖いが、男は度胸と前進あるのみ。数百メートルも歩くと案内標識が見えてきたので、急いでターゲットまで近づく。なるほど、水の流れで石が削られてまるで舟のように見える(最後の写真)。苔むしているのがまた年月を感じさせて、尚良かった。
派手な演出はないものの、秋田の自然を感じるのにはとてもいい場所でした♪
↓殿渕、伏伸の滝、そして舟作に興味を持った方は、こちら。